どうして歯医者に来たら泣いてしまうの?
皆さん、こんにちは☺
管理栄養士のHです!
前回は子供がたのしんで歯医者に来てくれる工夫についてお話しましたが、今回は「どうして歯医者に来たら泣いてしまうの?」をテーマにお話ししたいと思います🌸
悲しいことに、初めて医院に来てくれる子で
「歯医者さん大好きだから来たのー!」
と言ってくれる子はほんとに少ないです😿
(治療の最後にはみんなにそう言ってもらえるように日々努力しております(>_<))
たいていの子が、
「歯医者嫌だー」という子ばかり…
それは歯医者が初めてという子でも同じです
しかし、それにはある程度、理由があるのです。
みんな生まれつき、遺伝的な歯医者嫌いではありません!
なぜ、行ったことのない歯医者を嫌がるのか?
そんな子どもの心理・・・
子どもが泣く理由には4種類ある
一般的には子供が泣く理由は4つあり、これらが混在している場合もあります。
そこで泣いている子供がいれば、4つの理由のどれに当てはまるか、それぞれに対して適切なアプローチをすることが大切です。
①不安や恐怖で泣く
治療の前に、
[ tell]こどもに鏡を渡し、[ show] 悪い部分を治すことを告げながらその部位を見せ、[Do]そして治療を開始します。これを「tell・show・do法」と言います。
そして、痛いもの、嫌なもの、悪いものはこのむし歯であることを伝えます。
歯科医師・歯科衛生士は
「このわる~いむし歯さんを退治してくれる味方なんだよ😄」と
笑顔で優しい言葉遣いを心がけています。
このようなアプローチでお利口さんになってくれます!
②痛くて泣く
麻酔をした後、歯を削っているときに子供が泣いてしまった時のことを想像してください。
理由は・・・
「削る音に驚いた」「実は、麻酔が効いていなかった」
の2つの理由が考えられます。
麻酔を打ったから効いていると思い、不安を取り除くアプローチをしても効果はありません。
だからこそ、治療に入る前に練習をしておきます。
「削ったときに手をあげたら先生は治療を止める」
と繰り返し伝えます。
そして、伝えるだけでは子ども自身も慣れないので実際に診療台に上がって道具を触ってもらったり、音を聞かせてあげます。
③甘えて泣く
歯の治療が自分のためであるとわかるのは4歳以降!!
入園するまでは
母子一帯の世界で、こどもの要求は母親で満たされています。
ところが、
幼稚園・保育園に入ると規則の存在に気づいたり、泣いたら恥ずかしいなどの気持ちが芽生えたりします。
そこで我慢を覚えたり、治療が自分の為だとわかるようになるのです。
さらに、
この時期は精神発達に著しい時期になります。
なので甘え泣きをしたときは、泣いても通用しないことを教えることです。
ですので、治療の際は保護者の方は診療室には一緒に入らず
別のお部屋で待っていてくださいm(__)m
心配になる気持ちもわかりますが、成長しているな😌と思ってください。
※もし、泣いてしまって治療を急がなければならないときは専門医を紹介しますね。
④苦しくて泣く
歯の治療の時は、患者さんは息を吸ったり、止めたりと呼吸の調整をしています。
初めての診療では術者に合わせることを知らないのでむせることもあるでしょう。
そこで術者に合わせるように呼吸を誘導することができれば診療は
スムーズに進めることができるでしょう。
特に3歳児未満は、起きやすいことです。
まずは、術者と保護者が向かい合い座位(Knee to Kneeの姿勢)
で大泣きを防ぎます。
子どもの呼吸が落ち着くまでにはやや時間がかかるので
この間に、口腔内の状況についての問題点の説明や保険指導を行います。そして、呼吸が落ち着いたら、また寝かせて続きを行います。
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このように子供が泣くには4つの理由がありました!
これは子どもだけではなく、誰しもが持っているものです。
しかし、子どもにとって負の経験はその時の刺激として体に染み付いているもの。
それを緩和していくことから、歯科治療を始めてみましょう🥰
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