歯の発育に必要な栄養素
一般的に”骨や歯を強くする=カルシウム”というイメージが強いとおもいますが歯を丈夫にするのは、カルシウムだけではありません。
同様に”リン”も歯には大事な栄養素となります。
リンは骨や歯を石灰化させる働きがあります。
リンは、食材に含まれる「有機リン」と食品添加物に含まれている「無機リン」の2種類があります。
リンは以下の食材に含まれていることが多いです。
例えば、玄米やライ麦パン・そば・うどん・えび・カニ・魚卵などがあります。基本的にアレルギーなどなく普段からの食生活に問題なければ不足することはない栄養素です。
リンは体内で重要な役割を果たしており、不足した場合は衰弱や食欲不振、けん怠感などの症状が現れます。
ただ、リンを摂りすぎると、骨に蓄えている貯蔵カルシウムを血中に放出しバランスを保とうとします。そのため、骨のカルシウムが減少し骨粗鬆症の原因となるのです。
また、リンの摂りすぎで尿中にリンを排出しきれなくなると、血中のリン濃度が高まるので高リン血症が起こります。高リン血症は、血管の石灰化や心不全、心筋梗塞にも至る症状で、最も注意が必要です。
有機リンより無機リンは腸から吸収されやすく、血液中のリン濃度が上昇しやすくなります。そのため、日ごろから食品添加物の多い食品は撮りすぎないよう注意しましょう☺!!